1. 持ち家と賃貸の住環境
東京都23区で2LDKを探す場合、賃貸物件は約5万個と圧倒的に多い一方、購入できる物件は新築3000個、中古8500個と選択肢が限られます。
設備やグレードの高さは購入の方が有利ですが、賃貸は選択肢が豊富で、古くなったら引っ越しも可能です。
しかし、住環境に関しては、購入と賃貸で大きな差があります。フドマガの以下の記事で詳しく解説していますが、賃貸はどうしても狭く、床面積で比較すると持ち家の半分もありません。
2. 持ち家を買うとはどういうこと?
持ち家を買うことは、住宅ローンを借りて不動産を購入し、投資することです。不動産の価値が将来どうなるか、住宅ローンを完済できるかが重要なポイントとなります。
3. 不動産価格の将来
近年、都心部の中古マンション価格は上昇していますが、郊外では下落している地域もあります。人口減少やリモートワークの影響により、今後どのようなエリアが人気になるのかを見極めることが重要です。
4. 持ち家購入の4つのパターン
不動産価格と住宅ローン返済状況を軸に、持ち家購入の4つのパターンを紹介します。
- とてもハッピー: 不動産価格が上がり、住宅ローンを完済
- 完済したから良しとしよう: 不動産価格が下がったが、住宅ローンを完済
- 売却して逃げる: 不動産価格が上がっているが、住宅ローンを返済できない
- 最悪: 不動産価格が下がり、住宅ローンを返済できない
5. 持ち家購入のリスクとリターン
持ち家購入には、不動産価格下落や住宅ローン返済不能のリスクがあります。しかし、これらのリスクは発生率が低く、しっかりと対策することで回避できます。
一方、持ち家購入のリターンは、資産形成と60歳以降の生活基盤づくりです。これらのリターンを得るためには、物件選びや住宅ローン選びが重要になります。
6. 購入と賃貸のコスト比較
世田谷区で築10年、駅徒歩5分の2LDK中古マンションを購入した場合と賃貸した場合のコストを比較します。
- 購入: 約1億331万円
- 賃貸: 約8750万円
購入の方が約4561万円高くなりますが、購入には以下のリターンがあります。
- 35年後、約4000万円の資産が残る
- 60歳以降も住み続けられる
7. 賃貸を選ぶ場合のリスク
賃貸を選ぶ場合、資産形成はできません。また、60歳以降も住み続けられるかどうかは保証されません。高収入を維持し続ける必要があることを考慮する必要があります。
8. 結論
持ち家購入にはリスクとリターンがあります。リスクを理解し、しっかりと対策をすれば、資産形成と60歳以降の生活基盤づくりという大きなリターンを得ることができます。
参考情報
- 住宅ローンアナリスト塩澤 YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/channel/UCm64966mEkhMxPZRRaQKv0w
※このブログ記事は、2024年4月1日時点の情報に基づいています。