多くの人が夢見るマイホーム。しかし、その中でも「資産価値が上がるマンション」は、将来的な売却や賃貸にも有利で、長期的な資産形成にも役立ちます。
本記事では、不動産投資家目線で資産価値が上がるマンションの特徴を徹底解説します。
1. 立地の良い都心駅近のマンション
マンションは立地が最優先項目です。たまたま買える予算だからといって、駅からバス便の物件を買うのは避け、都心駅近くださいください。
1.1. なぜ都心駅近が良いのか
- 人口減少時代でも人が住み続けたいエリア
2050年には日本の総人口が9000万人を割ると予測されています。しかし、東京23区は人口減少の影響を受けにくく、今後も人が住み続けたいエリアとして人気が維持される見込みです。
- 利便性が高く、富裕層に人気
駅近のマンションは、通勤や通学、買い物など利便性が高く、時間とお金に余裕のある富裕層から需要があります。
- 資産価値の下落リスクが低い
都心駅近のマンションは、常に需要が高いため、景気の影響を受けにくく、資産価値の下落リスクが低くなります。
1.2. 具体的なエリア
- 東京23区
都心部の中でも、山手線沿いのエリアや、ブランドエリアと呼ばれるエリアは特におすすめです。
- 駅からの徒歩時間
駅から徒歩5分圏内、最低でも7分以内の物件を選びましょう。距離でいえば400~500m圏内です。
2. 50平米から70平米のマンション
2.1. なぜ50~70平米が良いのか
- 様々なライフスタイルに対応できる広さ
DINKS、夫婦のみ世帯、ファミリー層など、幅広い層が購入を検討できる広さです。
- 需給バランスが良い
供給量が少ないため、常に需要が高く、資産価値が下がりにくい傾向があります。
- 住宅ローン控除の対象になる
50平米以上の床面積があれば、住宅ローン控除の対象になる可能性があります。
2.2. 間取りの例
- 1LDK+S
2人暮らしからファミリー層まで対応できる、意外とオールマイティーな間取りです。
ファミリー層向けに十分対応できる間取りです。
3. 築10年から20年くらいのマンション
3.1. なぜ築10~20年が良いのか
- 新築プレミアムが落ちている
新築マンションは、購入価格が高く、値下がりリスクも大きくなります。築10年ほど経過すると、新築プレミアムが落ち、価格が安定します。
- 設備の故障修繕リスクが比較的低い
築10年~20年程度の物件は、比較的新しい設備が導入されており、故障リスクが低いです。
- 2000年の品格法施行以後の物件
2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、建築基準が強化された恩恵が受けられます。
3.2. 修繕計画の確認
築年数が経過したマンションを購入する場合は、将来的な修繕計画を確認することが重要です。修繕積立金が不足していないか、大規模修繕が予定されていないかなどをチェックしましょう。
4. その他の条件
- 周辺環境
パチンコや工場、墓地、火葬場などが近くにない物件を選びましょう。
- 教育環境
国立大学や人気私立大学に通える距離、人気公立小学校の学区内など、教育環境が良いエリアは人気があります。
- バルコニー
幹線道路や線路に面していない、日当たりや風通しが良いバルコニーは好印象です。
- 間取り
個性の強い独特な変形した間取りは避け、多くの人が住みやすい間取りを選びましょう。
5. 投資家マインド
5.1. 資産価値の視点を持つ
自分が住みたい家ではなく、将来高く売れる家を意識することも重要です。
5.2. 富裕層のニーズを考える
富裕層は、利便性、セキュリティ、教育環境などを重視する傾向があります。
5.3. 投資は長期的な視点で
短期間で儲けようとせず、長期的な視点で資産形成を目指しましょう。
6. まとめ
資産価値が上がるマンションは、立地、広さ、築年数など、様々な条件を満たす必要があります。
この記事を参考に、ぜひ、しっかりとした情報収集を行ってください。